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不景気も美酒も交わして年忘れ 2008/12/25
初雪やすいと紅差す白き指 2008/12/20
荒れ庭の隅艶やかに実千両 2008/12/15
今ここにいるよと知らせ虎落笛 2008/12/1
あと一葉梢に残し冬紅葉 2008/11/25
ひと撫でし落ちてゆくかな冬茜 2008/11/20
鈴生りに空き家の柿の天そそる 2008/10/30
夕日差すすかしうちはの紅葉かな 2008/10/20
秋茄子を焼き身も焦がす物思ひ 2008/9/30
(垣内楊石書)
梨かぶり頬が四角になりにけり 2008/9/30
にわか雨露はじきたる蜘蛛の宿 2008/9/15
バス停で閉じては開く古扇 2008/9/1
鰯雲押せども山は動かざり 2008/8/25
一生をその一声に蝉時雨 2008/8/20
ほほ笑みて風に音あり小判草 2008/7/10
初恋の後ろ姿や夏帽子 2007/7/1
風ふわり紫陽花柄のスカートに 2008/6/25
紫陽花や式部に集ふ越の宴 2008/6/20
王朝の旅〜紫式部と武生〜
の時に掛けさせていただきました。
限りなき光の線や若楓 2008/5/20
黄緑色がきれいな若楓。
木々に光が差し込み、その葉の合間から無限に光の線が。
若葉萌え近づきたりし日野の山 2008/5/10
冬には枯れ木で遠くに見えた日野山ですが、
若葉の季節になり、とても近づいたように感じました。
ぶらんこの姉妹細足空を蹴る 2008/5/1
春になり思いっきりぶらんこで遊ぶ姉妹。
「細足か?!」というツッコミもありましたが・・・。
しわくちゃがふわりと肌に春ショール 2008/4/30
最近生地でもしわくちゃのくしゃくしゃっとした
ショールが流行っています。それが肌に気持ちよいです。
厳しさも優しさもあり山桜 2008/4/20
ソメイヨシノは華やかで見とれる桜ですが、
山桜には何かを教えてくれるものがあると思います。
背伸びして窓の外見るチューリップ 2008/4/2
家の中のチューリップが外に出たそうに
窓の外を見ているようでした。
蒲公英やコンクリートの隙間から 2008/4/1
コンクリートのちょっと割れたその隙間から
生命力豊かに蒲公英(たんぽぽ)が顔を出しています。
菜の花に埋もれし子らの鬼ごっこ 2008/3/25
子供の背丈以上ある菜の花畑。
菜の花に見え隠れしながら子らが追いかけあっています。
通り過ぎ後戻りしてふきのとう 2008/3/1
通り過ぎたんだけど、かわいいふきのとうが・・・
後戻りして、しばらく見てしまいました。
傘持たず黒髪濡れし雪時雨 2008/2/10
傘をささずに飛び出したら、
黒い髪がぼたぼたの雪時雨で濡れてしまいました。
見ててねと縄跳びの子のへの字口 2008/2/1
縄跳びをするのを子供が見てて!と言います。
一生懸命なので、口がへの字になっています。
「縄跳び」は本によって、季語になっているのとなっていないのがあります。
掌におりし風花やがて消ゆ 2008/1/25
掌にちらちらと雪がおりてきます。
手のぬくもりでやがて消えてなくなります。
障子開け眩しき白の照り返し 2008/1/22
朝、障子を開けると雪景色でした。
眩しい照り返しの白が目に入りました。
冬晴れの富士や西へと遠ざかり 2008/1/20
新幹線から見える冬の富士山。
冬晴れの富士は東京方面に行くにつれ西へ遠ざかります。
新年会白盃満たす祝酒 2008/1/10
新年会の季節ですね。新年、白い盃に
お祝の酌が交し合われます。
襟巻きの端手遊びに彼を待ち 2008/1/7
最近は「襟巻」ってあまり言いませんね。
マフラーの端は細く何本にもなっています。それを手遊びに・・・。
荒れた手に真紅の蕾寒椿 2008/1/5
アカギレなどで荒れている手に椿を持ちます。
真紅の蕾がいっそう引き立ちます。
早梅や参道の鹿こち見ゆる 2008/1/4
正月初詣に実家の近くの春日大社に行きました。
鹿たちが参拝者を参道の脇から遠く眺めていました。